今月のおすすめ一冊目は、この3月で生誕130年を迎える芥川龍之介のタイトル。ラダーシリーズにはレベル1に『芥川龍之介短編集』もありますが、今回ご紹介するのはレベル5『羅生門・芋粥―芥川龍之介傑作選』。『羅生門』は教科書で読んだことがあるという方も多いと思います。解釈が難しく、さまざまな視点があることにも気づかされる不朽の名作を、この機会にぜひシンプルな英語で楽しんでください!
もう一冊のおすすめは、『エドガー・アラン・ポー名作選』。アメリカ文学の黄金時代を担ったポーは、推理小説、ホラー、SFなど、様々なジャンルを切り開きました。そんなポー作品の中から、本書では推理小説の原点とも言われる『モルグ街の殺人事件』ほか、『黒猫』、『黄金虫』の全3篇を収録しています。ちなみに、NHK「100分de名著」3月の放送は「エドガー・アラン・ポー スペシャル」です!
荒れ果てた羅生門の下で雨宿りをしていた、職を失い行く当てのない下人が、生きるために盗人に早変わりする。下人の心理の推移を通して人間の「エゴイズム」「醜さ」を描き出した『羅生門』。風采のあがらない小役人、五位が持っていた「一度飽きるほど芋粥を食べたい」という願望が、思いがけず実現することになってしまう。叶わぬ夢や、希望を抱き続けることが、案外人の生きる支えになっているとい うことを明らかにした『芋粥』。芥川龍之介の初期の名作2編がシンプルな英語で楽しめます。
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モルグ街の夜を引き裂く恐ろしい悲鳴。その直後、母娘が身の毛もよだつ姿で発見された。密室での凄惨な犯行。見えない動機。この奇怪な事件に史上初の“名探偵”オーギュスト・デュパンが挑む。推理小説の原点とも言われる『モルグ街の殺人事件』ほか、明日絞首刑となる男が、自らの犯罪とその異常心理を告白する『黒猫』、黄金色に輝く甲虫を手がかりに伝説の秘宝を探し出す『黄金虫』の全3篇を収録。
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ラダーシリーズ、4月のおすすめタイトルをご紹介! 今月のおすすめは、日本の魅力溢れる街をシンプルな英語で紹介するラダーシリーズ Special Edition「ご当地ラダー」から『英語で読む沖縄』です! 今年5月15日に […]
2022.04.06 今月のおすすめ