ラダーの扉

緋文字(The Scarlet Letter)とアメリカ

ナサニエル・ホーソーンの代表作『緋文字』。 この悲恋物語を通して、読者は清教徒が上陸してきて間もないアメリカへといざなわれます。 夫を裏切り、他人の子を宿した主人公ヘスター・プリンは、キリスト教の厳しい掟によって裁かれ、 […]

2020.12.13 ラダーの扉

「風と共に去りぬ」を読むにあたって

アイルランドの東部、ミース州にタラの丘という緑の台地があります。 アイルランドは、その昔ケルト人の国で、タラの丘はそのケルト人以前の先住民からも神聖視された場所でした。そして、ケルト人の王たちもそこで、今も残る石柱の前で […]

2020.12.13 ラダーの扉

「ジェーン・エア」を読むにあたって

「ジェーン・エア」が発表されたのは、1847年のことでした。 シャーロット・ブロンテは、この作品をカラー・ベルという男性の名前で発表しています。まだ、女性への偏見も根強かった時代です。同時期に小説家として活躍していたメア […]

2020.12.13 ラダーの扉

「ガンジー・ストーリー」を読むにあたって

インドでは今でもガンジーは特別です。暴力を否定し、不買運動と抗議の行進、そして必要とあれば、断食を行い人々に平和と非暴力を訴えてきたガンジーは、今でも多くの人に尊敬されています。 ただ、私がインドを旅したとき、あるタクシ […]

2020.12.13 ラダーの扉

「オリバーツイスト」と「クリスマスキャロル」

「オリバーツイスト」、「クリスマスキャロル」、ともに19世紀のイギリスを代表する作家、チャールズ・ディケンズの作品です。 この二つの作品に共通しているテーマ、それは貧困です。 そして、これはディケンズ本人の子供の頃の体験 […]

2020.12.13 ラダーの扉

「武士道」と新渡戸稲造

「武士道」と新渡戸稲造 山久瀬洋二 「武士道」を読むにあたって知っておきたいこと。 それは、なぜ新渡戸稲造が英文でこうした書籍を出版しようと思ったかという動機ではないでしょうか。 新渡戸が「武士道」を書いたのは、日露戦争 […]

2020.12.13 ラダーの扉